『お墓参りのこころ』

年が明けて2000年になってからある計画を思いつき3月にハワイに行って来まし た。ちょうどその頃レイ&イローディア・カーネのレコーディングの為に山内氏も行 く予定だということで、その録音現場の見学と遊びとで1週間の滞在であった。 去年は1月の雨期だったので気温は低めながらダブルの虹が観れたり、良いギターと ウクレレがあったりとついてたものだったが、今年は当たり前だがじりじり暑かった。 そんなお日柄のよろしい中計画を実行しました。な〜んて大袈裟なものでもないのだ が、今回はアッタとギャビーのお墓参りをしようということなのであります。車でホ ノルルからH1というフリーウェイを走り、パールシティでH3に乗り換え一山超え ると島の裏側。(トンネルを抜けると目の前に広がる絶景がスバラシイ)ほどなくK ANEOHE(カネオヘ)方面への出口を出るとすぐ右側にあるでかい墓地がハワイ アン・メモリアルパークというところで、入口を入ってすぐ右側にちゃんと2人は眠っ ていました。

さーて無事にお墓が見つかり感慨深げにたたずむも束の間、ちょっと困った事になっ てしまいました。そう、正しいお参りの仕方を教えて貰ってくるのをわすれたのでし た。おまけにそのあたりはミュージシャンのお墓が多く、まわりを見渡しても人がい ないので何をどーするのかちょっと拝見することも出来ず自分の力でなんとかしなく ちゃなりません。

がしかし、まあ国は違えどやることに大差ないと思えばまず「お墓参りの心得その1」 としては墓石の掃除ではないか。と思い、墓石に一礼の後ゴミやホコリを取ってキレ イに掃除した。そばに水道の蛇口があったので洗おうかとも思ったが、日本のように ジャブジャブ水かけて管理人みたいのがとんできて血相変えながら「貴様っ!なにを するか!」と英語でまくしたてられても困るのでやめた。そのかわり日本で見るよう な「掃除しながら話しかける」というのをやった。よくお墓ごしごし掃除しながら 「おじいちゃん、今年もきましたよー」というやつである。私は「アッタさん初めま して。きましたよー」みたいなことを英語で云ってみた。

アッタの墓前にて

「アッタの墓前にて神妙な面持ち」

「お墓参りの心得その2」 これはたぶん万国共通であろう花とお供え物である。これはバッチリ用意してきた花 とビールを供えて終了なんだが、日本だと「好きだったよねー」といいながら墓石に 日本酒かけたりする。だがこちらの墓石は名前等の彫ってあるプレートが地面に埋まっ ているだけなのでビールなどかけようものなら彫ってある文字の中にビールが溜まっ てしまう。なので石の側に少しこぼしてあとは置いといた。「お墓参りの心得その3」 なんらかのお祈りをする--である。お線香は割愛するとして、どういうかっこが正し いものかまた悩んだが、なーに大事なのは心よ、ここまで自分流で通したからには最 後までとドッカとあぐらをかいてみた。差し向かいの形であるが一升瓶が傍らにない のが悔やまれる。他にも一応手を合わせたり、十字を切ったり、ひざまずいてキスし たり、考えてみるとアッタにとっては私はさぞやふざけた参拝客だったろう。こっち は大マジだったんだけどね。最後は山内氏の云っていた「お墓に手をかざしてマナ (オーラのようなもの)を感じとる」ための儀式を神妙に行い終了。感想は、、、や はり行って良かったですね。より身近に感じられるというか、会えた気がした。一方 的にであれいろいろ話せたし、スラックキーも長く続けていけそうかなと…。 また来るよ、アッタさん、ギャビーさん。

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